送配電とは

電気は、送電網と配電網という〝電気の道〟をとおして地域に運ばれています。

送電って何?
配電って何?

仕事の
魅力

  • ◎電力安定供給を支える社会的使命を担う仕事です
  • ◎技術や経験を積み重ねて日々成長できる仕事です
  • ◎時代に左右されることのない安定した仕事です

発電所でつくられた電気を、使う人たちのいる地域へと送り届けるのが「送電」。電気の動脈である送電網は、地域の生活や産業を支えています。

拓く送電工事のミッション1

発電所や変電所の建設にともなって、北陸電力送配電の送電線も伸びていく。送電工事会社が担うのは、新たな電気の動脈を拓く重要なミッション。送電ルートは、幾度にもわたる現地調査のうえ、地形、地質、気象、さらには工事や保守のしやすさといった様々な条件を検討し、数十年先まで電力を安定供給できるよう計画される。測量や調査、工事方法の検討といった場面では、経験を積んだ送電マンが、北陸電力送配電と協力しながら作業にあたる。

造る送電工事のミッション2

北陸電力送配電の計画・設計にもとづいて送電鉄塔を建設し、そこに電線を架けていく。工事は、建設資材や機材を現場まで運搬するためのルートづくりから始まる。さらに巨大な鉄塔を支える頑丈な基礎を造る工事、大型クレーンと人の手による鉄塔組み立て工事へと進み、最後に、鉄塔間に電線を渡す架線工事を行う。ときには丸2年以上にも及ぶが、送電マンたちの足跡はやがて地図に刻まれる。

守る送電工事のミッション3

過酷な自然環境にも耐えるよう堅牢に造られている送電設備だが、たえず雨や風、雪、雷などにさらされており、劣化や損傷は避けられない。そのため、点検や保守を通じて、電気の動脈を健全に保ちつづけることも送電マンの重要ミッションである。送電線を定期的に巡回し、問題が生じる前に部材の補修や交換を行う。ときには鉄塔の建て替え、電線の張り替えも必要となる。

送電工事の新技術

自走式点検ロボット

カメラ搭載ロボットによる送電線点検で、長時間の高所作業が軽減されている。

送電線から送られてきた電気を、家庭やオフィス、工場などへ届けているのが「配電」。地域に張り巡らされた配電網を通して、安定した電気を行き渡らせています。

つなぐ配電工事のミッション1

山あいの村にも、人でにぎわう街なかにも、北陸電力送配電の配電網は張り巡らされている。電柱を建て、電線を架け 、電気のみちを繋ぐ。それが配電工事の基本ミッション。地道な作業の繰り返しだが、そのいとなみがなければ社会や暮らしは成り立たない。電線を地下などに収納する無電柱化工事、また最近では、次世代電力計スマートメーターの設置など、配電工事のフィールドも日々拡大している。

拡げる配電工事のミッション2

まちの発展にあわせて、電気を必要とするエリアも拡大する。企業や工場などの立地によって、エリア内の電力需要が急増するケースもある。そうした社会変化に対応し、高品質の電気を地域に住むすべての人たちに安定して届けるため、北陸電力送配電や配電工事会社では、綿密な需要予測にもとづいて、新しい地域への配電網の整備や既存の配電網の増強などを計画している。

たもつ配電工事のミッション3

電力の安定供給の鍵となるのが配電マンの存在。事故や火災、自然災害などによって停電が発生した場合には、いちはやく現場に駆けつけ、復旧作業を行う。電柱の建て替えや架線の張り替え、変圧器などの機器類の更新も定期的に行っている。365日、雨の日も、雪の日も、休むことなく電気のみちを守る配電マン。その仕事によって、電気のあるゆたかな暮らしが支えられている。

配電工事の新技術

ロボットアームの導入

電線に直接触れずに作業ができるロボットアーム。配電工事の安全は一段と高まった。